[2526]浄土真宗は、素朴な御宗旨です 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/04(日)01:04

真宗は、もちろん素朴な御宗旨です。

「信心いただいている人を探す」→「信心いただく方法を知っている人を紹介してもらう」→弥陀の光明をかぶる→「信心いただく」→あとは御恩報謝の南无阿彌陀佛。

あれあれ様は、ひょっとしたら、「獲信」の話をするだけで、「聞法を強制する」「ものすごく努力する」「親鸞会」などが連想されてしまうのではないかと思っています。

しかし、（親鸞会を連想するかはともかくとして）いまや「信を取る」ことに、さまざまなマイナスイメージがつきまとっているのも、事実のようですね。過去、にせものが横行したからなのでしょう。

この単純でカンタンな話がなぜむずかしくなるかというと、「なぜそれで救われるのか」を、各種教典やご教義にもとづいて（特に正統性を）示そうとすると、話がむずかしくなるだけです。

真剣なご聴聞も、必要なわけではありません。

カンタンであるから、逆になかなか信じない人が多くて、カンタンなのに、救われない人が多いのです。

なぜ、このようなお話が被害者の会に関係があるのかというと、「弥陀に救われるためには、『弥陀をたのむ』だけでいいんだよ」とわかれば、聞法の問題も、財施の問題も、解決してしまうからです。

（そして、それを会員の方にわかっていただくためには、ご聖典を示しながらの方が説得力があるような気はします。）

もちろん、弥陀に救われるために、御文章を読むのが必須なわけではありません。

「真宗」の文字すら必要がありません。「真宗」という２文字を聞いたことがある必要すらありません。「南无阿彌陀佛」を聞いたことがなくても大丈夫です。

中には、「すごい仏さまがいて、たのむだけで救ってくださるんだよ。それで、死んだら極楽に行けるんだよ」と聞くだけで、「え？　ほんと？　どうしたらいいの？」とノってきて、それでそのまま数日のうちに信を取る方もいるはずです。

ただ、この前の段落を読むとわかると思いますが、ほとんどの方は警戒したりしてしまいますので、そのように流れが進まないだけのことです。

「そんな救い」があること自体に、ピンと来ないからです。

また、諸派をさげすむというのは、逆です。

なぜ、私たちが弥陀に救われようとしたのかというと、自分では修行のできない、イマイチな自分であるとわかっているからです。

だから、自分でできる方たちを、尊敬しています。

いろいろ思索したり、命をかけてがんばったり、そういうことができないから、無理だから、あきらめて、「阿弥陀さまー」とたのんだわけですから。

すると、逆転ホームランのようなもので、私がダメでも、弥陀はすごいので、弥陀の救いをいただくと、自力修行のほとんどの方を抜いて、一気に正定聚（という段階が仏教にあるのです）まで進みます。弥勒菩薩と同じ、と言われます。

ですから、「親の財産ついだりするよりは、自分で稼ぐべきだ」のような考え方の人には、向かないのかもしれないと思います。

それまで、一生懸命に考えたり、心を整えたり、イメージしたり、良い言葉を唱えたり、姿勢を作って修行したり、とがんばってがんばって、自分の心を良い状態にしようとしましたが、もとが悪いので、どうにもできませんでした。

もとが悪い心でしたので、こねくりまわしても、たいして良くならないのです。

そういうどうにもならない心に、弥陀が信心を入れてくださいます。弥陀と同じ修行が私にできるはずがありませんので、この信心は、格別にすばらしいものです。純金製の信心のようなものです。いまさら磨く必要はなく、既に最高のものです。

あまりにすごすぎて、信をいただいたとき、「弥勒菩薩とおなじ？　信じられない、すごすぎる！」と思いました。

こういうことを言うと、「バカを言ってなさい」「妄想の世界に遊んで居なさい」と言われて終わることが多いようです。

この世界では、そのように妄想の世界に遊び、死んだら即浄土です。

弥陀をたのんだ方は、死ぬときに、「○○が迎えに来る」とかありません。あっと言う間に浄土に飛びます。

このように、荒唐無稽かもしれませんが、カンタンなお話です。

ところがこれを、「真宗はそういう御宗旨なのですよ」とご聖典類から引用して示しはじめたりすると、すごく話しが複雑に見えて来てしまいます。

弥陀をたのまずに、自力修行を為そうとする方々は、本当に尊い方々です。私は途中で挫折しまして、弥陀をたのみました。ですから、私のような方には、弥陀をおすすめします。

[2859]↑　　お西だけの弥陀ではあるまい… あれあれ WinXP(IE6) 2007/11/12(月)17:56

　　　毎日氏の弥陀は、あくまでも自己の属するお西系のある法系（法雷派？）のみのものという感じが強いのですが……弥陀とは、そんな限られた集団だけの専有物なのでしょうか。

　　　蓮如さんの批判を書いたぐらいで地獄へ落とす弥陀など、弥陀のお面をかぶった一神教の神、ねたみの神エホバでしょう。そんな仏さまは、こちらから願い下げです。しょんべんぶっかけてやる。
　　　弥陀の面前で

　　　　お題目や
　　　　池田大作センセイ万歳

を叫ぶならともかく、蓮如と対抗関係にあった同じ浄土門の他派の坊さんと仲良くするぐらいで地獄に落とすような仏さんなど、弥陀の名に値しません。


　　　毎日氏よ、あなたの信心決定を認定したのは、あなたの師匠ですか？　大変な人ですね。でも師匠だってあなただって時代の子なのですよ。あなたがたの言動が、後世物笑いの種になることだってあるのです（それは僕とて同様）。


　　　そうそう、玉日姫の実在を信じますか？

[2865]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/13(火)00:09

あれあれ 様

>毎日氏の弥陀は、あくまでも自己の属するお西系のある法系（法雷派？）のみのものという感じが強いのですが……弥陀とは、そんな限られた集団だけの専有物なのでしょうか。

１８願につきましては、「毎日氏の弥陀は、あくまでも自己の属するある系のみのもの」ということであれば、その通りです。そして、その「系」というのは、この地上に於いては釈尊に端を発します。

しかし、幾度か述べています様に、「お西系」というのは、誤解です。

弥陀の救いに、西も東もありません。いわゆる「真宗教団」という枠すら関係ありません。

限られた集団のためのものでもありません。弥陀の名を知り、弥陀をたのもうと思った方には、必ずご縁が現れることになっています。

仮に、真宗門徒の方でも、信心得ていない方はたくさんいらっしゃいます。何代も続いている門徒であるからと言って、弥陀をたのんでいるとは限りません。

しかし、他宗の方でも、悩まれて、ひょっこり弥陀をたのんだりするのです。

ですから、この種のことについて、凡夫がはからっても、致し方ないです。

「次第相承」と幾度か書きましたが、この連なりは、現在の宗派とは独立して連なっており、いくつかの宗派にまたがり、また、在家の善知識もいらっしゃいます。（そもそも、現在の日本の僧侶は、仏法からすれば在家になる方も多いはずですので、これも自然なことです。）

これを、「当流」「一流」と呼んでいます。特に何宗というわけではないのです。ただし、言葉遣いは本質的なことではありません。


>蓮如さんの批判を書いたぐらいで地獄へ落とす弥陀など、弥陀のお面をかぶった一神教の神、ねたみの神エホバでしょう。

これも誤解です。

幾度か書きましたが、弥陀はどのような悪人でも救います。

地獄に堕とすのは、弥陀ではありません。皆、自ら望んで堕ちて行くのです。

放っておけば地獄行きになるような人をも、浄土に救いとります。もちろん、天界行きの人も浄土に救い摂りますが、こちらはあまり強調されて説かれていないだけです。

もちろん、弥陀の面前でお題目を唱えたり、「池田センセイ万歳！」と言った方でも救います。

しかし、そのままの状態では、その方が弥陀をたのむことは、ほぼないでしょう？

ですから、過去にそのような経緯があっても、もちろんよろこんで救ってくださいますけれども、その方が弥陀の方をお向きになるまで、ひたすら待ち、御養育くださっているのです。

私の言動が後世物笑いの種になることは、おそらくそうなるでしょう。

現に今でも、あれあれ様の物笑いの種です。

しかし、笑うのはその方の自由ですので、笑わない様に強制しようとも思いません。

なるべくなら、その方が悪口を言わなくて済む様に、そのような接し方を心がけようと思いますが、未熟者故、なかなかそうできていない自分自身を教えていただける機会を持てたことに、感謝しているのです。

玉日姫の実在についでですが、私は知識が少なくて、わかりません。

あれあれ様は、「実在はあり得ない」というお立場のようですが、何か根拠があるのでしょうか。

[2867]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 538 WinXP(IE6) 2007/11/13(火)06:35

毎日さん
暫くでした。現在の歴史学研究の成果で、親鸞の恵信尼との
婚姻は京都で、しかも承元の弾圧事件の前というのが定説
となっています。

しかも、親鸞が当初は死罪になるはずだったのが、罪が
減ぜられて遠流になったこと、何故この様に重い罪にな
ったかというと、婚姻が原因ではないかと言われています。

玉日というのは、架空の人物の可能性が高く、小説の世界の
話しになっています。

[2868]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/13(火)07:08

538 様

ありがとうございます。

やはり、538様のお話は、安心感がございますね。

「架空の人物の可能性が高く」ということは、研究して行けば、そのような説が出てくることは理解できます。

私にとりまして、信仰上は、玉日が歴史上の実在の人物であるかどうか、あまり関係が無いことです。恵信と同一人物という説もあるとお聞きしたこともございますが、なにぶん浅学であります故、よくわからないのです。

ですので、情報として、定説をお教えいただけるのは、とてもありがたく、助かります。

たとえば、玉日姫をご信仰している方がいらっしゃって、それが方便となって、弥陀の救いに導かれるなら、それはそれで良いと思います。（親鸞会様については存じ上げませんが）多くの一般の方は、講談聞くのと同じような気持ちでご法話も聞いていらっしゃるはずで、「ど真剣」というのとも、違うと思います。

学者が信仰により実証を曲げて自説を述べるならば問題あると思いますが、庶民の方の素朴な信仰は、それはそれで尊いと思います。

こちらの掲示板は、本当に勉強になります。いつも書き込んでくださいまして、ありがとうございます。

[2869]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 538 WinXP(IE6) 2007/11/13(火)08:42

玉日＝九條兼実の娘とされていますが、恵信尼とする
説も存在します。

親鸞は自分の事を多く語って居ないし、その上、関東
という辺境の地に長年居たこと、それと権力者の側が
弾圧した相手なので、できれば歴史から抹殺したかった
などの意志も働き、彼の行状の検証は困難な部分が多い
事も確かです。

そうですね。玉日が存在しようとしないのであろう
と、誰であろうと信仰上は全く障りがないと思います。

[2870]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/13(火)09:18

538 様

ありがとうございます。

歴史学の方には、ぜひとも歴史的な事実を追究いただきまして、また、間違い等ございましたら修正いただきまして、より安心感を持って聞ける法話を構成する助けになるようになっていただけるなら、うれしいのでございます。

それにより、私たちが法についてのお話をするときでも、大変役立つのでございます。

当流では、信はあくまでも南无阿彌陀佛の六字に凝縮されておりまして、ご聖教も方便なのでございます。

私たちに法が伝えられてくる過程で、さまざまな方々がいらっしゃいました。

この方々のエピソードも、もちろんご方便でございます。

もちろん、ご方便とは言え、嘘があるのは良くないことですから、歴史的事実がわかりましたら、それをもとに方便を考え、おもしろく、楽しく、感動があるように、お話を構成して、お話をお聞きの方が信心いただく助けになるようになれるのであれば、それで良いのです。

親鸞聖人が妻帯なされたのも、「阿彌陀様は、在家も救う、戒を破った方でも救う」しかし、法然上人は持戒においても高名な方ですので、親鸞聖人に妻帯をおすすめなさった、と聞きました。（歴史的事実かはわかりません。）

と言いますのも、「誰でも救う」と申しましても、法然上人は戒を保っているではないか、お念仏もたくさん唱えているではないか、やはりそうしないと、救われないのではないか、という誤解を解く為に、なさったことだと思っております。

不邪淫の戒をしばらく保たれていた方が、妻帯するのも、はじめはかなり抵抗感があったことと思われます。せっかく戒を保たれていたのに、その功徳を捨てるような覚悟も、常人であれば必要でありましょう。

恩師法然上人を、本当に信じていらっしゃったのだと、私は感動しております。

もちろん、このような感動は文学的なものであって、事実に基づくものではないかもしれませんので、仏法というよりは、真宗にまつわるお楽しみのようなものでございます。

「ああ、そういう素晴らしい方々の教えなのだ」と感動し、安心して弥陀をたのむ方もいらっしゃるのです。

[2871]語彙はしかし総じて言えば… あれあれ WinXP(IE6) 2007/11/13(火)11:42

　　毎日さんのおっしゃることを信じましょう。信は力なり（清澤先生）。しかしながら、お書き込みの語彙は「西めいて」おりますよ。僕などは、たとい固有名詞が全く使われておらずとも、

　　　　お東の坊さんの法話とお西の坊さんの法話とは
　　　　1分聞いただけで区別がつきます。


もちろん、ヨリ大いに心を揺さぶられるのはお東のほうです。これもひょっとして薬物中毒かも分かりません。

[2873]Re:語彙はしかし総じて言えば… 538 WinXP(IE6) 2007/11/13(火)12:39

（笑）たぶん薬物中毒？だと思いますよ。

[2889]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/15(木)02:00

538 様

「玉日は、九条兼実の娘任子であろう」という説は、現在ではどのように扱われているのでしょうか。質問ばかりで申し訳ありません。この説では、任子の女房が恵信であったのだろうということだったと思いますが、記憶違いかもしれません。

[2890]三善氏の出身、新潟育ち あれあれ WinXP(IE6) 2007/11/15(木)13:48

　　恵信尼公はたいへん知的で、日記を欠かさずつける、当時としては大変珍しいお方（いい意味で）でいらしたことが知られます。しかしながら、京都のお公家さんの姫君の女房だなどとは初めて聞く説です。


　　　いずれ538さんから詳しい説明をいただけましょうが、恵信尼公の出身を飾り立て、何とかして京都の公家社会と結び付けようとすることこそ、もっとも非真宗的な振る舞いだと申せましょう。これは何も毎日さんを悪く申し上げているのではありません。


　　　自称か真実か、とにかく信心獲得の強い喜びは、毎日さんのお書き込みの一つ一つの行間から伝わって参りますが、聞こえてくるのは「超世の悲願ききしより」ばかり。「【現に是れ】罪悪生死の凡夫」という厳しい自己凝視は、失礼ながらあまり拝されません。「超世の悲願」は親鸞会の勤行本にも採録されておりますが、本当に聖人の御作であるおかどうか、つとに異議がございます。
　　　僕は親鸞会がそういう和讃を敢えて採ったのは、会員さんにいつわりの法悦を与え布教に駆り立てるためではないかと睨んでおります。　　

[2893]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 538 WinXP(IE6) 2007/11/15(木)15:22

恵信尼の父親・三善為教は兵部大輔という下級の役人でしたが
、受領として越後介に任ぜられて、越後の国に所領を持って
いたと思われます。

恵信尼の高い教養は京都で身につけたものといわれ、通説で
は１２０５年に京都で結婚したと考えられています。

恵信尼が越後育ちというのは、考えにくく京都育ち
ではないかと考えられます。

九條兼実の娘・玉日との話しは、歴史学の研究の中では
あまり取り上げられたこともなく、当初から事実ではないと
否定されています。

[2898]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/15(木)23:04

あれあれ 様

「実在したに決まっている」「実在していないに決まっている」私にとっては、どちらも議論としては同種であり、（それだけでは）あまり説得力がないのです。

私のよく知らない分野ですので、一体どのような物証や文証を根拠にそのような仮説を構築なさっているのか、知りたかったのです。

教義の元となる引用箇所を求めてもご返答しないのがあれあれ様の御流儀ですし、ご希望のご本典や和讃から引用しても無視なさるのがあれあれ様の御流儀ですが、歴史的事実に関しても、ご返答なさらないのが御流儀であるようで、どのようなご事情かは存じ上げませんが、「本当のこと」には、あまり関心が無い方のように見えます。

実際どうであるかには関わりがなく、ご自分の都合や事情によって、声高に主張して行くことが適切（「勝てば官軍？」ですか？）とお考えでいらっしゃるのでしょう。

仏説に基づこうとしている方ではないと思います。

清沢先生も、本当に同じような方なのでしょうか。


>恵信尼公の出身を飾り立て、何とかして京都の公家社会と結び付けようとすることこそ、もっとも非真宗的な振る舞いだと申せましょう

「結びつけようとする」のはおかしいと思いますが、「実際どうだったか」知ろうとするのは、通常の知的好奇心の働きの枠内なのではないでしょうか。

例によって、また決めつけなさっているのだなあ、と思います。印象操作的言説を繰り返すのは、あれあれ様の日常ですね。

もちろん、あれあれ様の言説ですから、通常の扱いをしてはいけないのでしょうが、一般的には、「実在はあり得ない」と言い切るには、かなりの根拠が必要だと思います。

何か新しい証拠でも出たのかと思いましたが、やはり、あくまでもあれあれ様のご発言ですから、ただご主張されても説得力ありませんので、ご確認申し上げたかったのです。

素朴に信仰していらっしゃる方もいらっしゃるのに、確たる証拠も無く言い切ることは、どうかと思います。

繰り返しますが、どのような物証、文証を根拠に論じられているのですか。それとも、誰かのご意見を聞いて、ただ信じているだけですか。

[2899]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 538 WinXP(IE6) 2007/11/15(木)23:15

親鸞の婚姻も、親鸞の生まれた公家である日野家
と九條家との身分的位置から考えて考えにくいの
ではないかと思っています。

確かに、当時の九條家は法然の庇護者でしたが、僧
侶といえども婚姻となると当時の身分的発想からす
れば、親鸞の出身階層より身分の高いところから
配偶者を迎えることは考えにくいということなの
です。

それは、親鸞の説いた教義とは関係があまり無いと
思います。

それは、蓮如の正室についても同じ事が言えます。

ただ、親鸞の生まれた日野家は室町時代後期、応仁
の乱の頃には幕府の重臣になっています。

[2900]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/15(木)23:18

あれあれ 様

>自称か真実か

これは、自称です。

[2901]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/15(木)23:36

538 様

お返事ありがとうございます。（お返事書いている途中で、お書き込みありましたので、今この文章を書いています。）

>それは、親鸞の説いた教義とは関係があまり無いと思います

私も同感です。

ただ、知的好奇心として、「実際はどうだったのだろう」と知りたい気持ちがございますので、歴史学の成果を待ちたいところです。（もちろん、これは煩悩の気持ちです。）

以前ご紹介いただいた小説の、第一部と第二部が手に入りまして、時間を見つけて読もうと思っています。第三部で獲信なさるようですね。（第三部は未入手です。）

九条家にて、法然上人（以前言葉遣いについてのお話もありましたが、親鸞聖人によれば、法然上人は阿弥陀如来の化身ですので、法然聖人とすべきだと私は思いますが、これは慣行によっています）は幾度も戒を授けた、と習いましたが、これは弥陀の１８願であったのだろう、と私は考えています。（あくまでも、推測です。）

おそらく、選択集は、兼実様の後念相続のための書であったのではないでしょうか。

もちろん、これらは推測であり、私もこれから考えて行こうと思っている内容です。

[2909]子どもが教会行ったらどうするんだろう？ あれあれ WinXP(IE6) 2007/11/16(金)09:32

　　　毎日さんが「真宗は素朴な宗旨です」といくら御強調なさっても、その聖教の引用ばかりのお書き込みを読んだ大多数の人々は、そうか真宗って、こんなにも難解な宗派なのかぁ〜と誤解する可能性が小さくないと存じます。


　　　繰り返しますが、毎日さんは息子さんが吉原のソープランドに行ったり、お嬢さんがキリスト教会に行ったりしたら、どうするんだろう。ニコニコと慈顔を浮かべつつ、拳骨でぶん殴るような、そんな父親でなければ幸いです。

[2910]「東西嗅ぎ分けセンサー」あり あれあれ WinXP(IE6) 2007/11/16(金)12:51

　　　僕は538さんのような歴史方面の知識は乏しく、毎日さんのようにスラスラと直ちにお聖教を脳内倉庫から引き出す才覚もありません。しかしながら、かれこれ10年来、固有名詞が一箇所も使われておらずとも、東西両派の坊さんの法話を1分聞いただけで、どちらの傾向が嗅ぎ当てる異能あり。一度として外れた試しなし。


　　　毎日さんがいかに強弁されようが、毎日さんに至るまでの善知識さんの多くがお西に属していたであろうことは、争えない事実であります。お東と違って【本質的に】近代化の洗礼を受けていないお西には伝統の強みはあれど、次々と生起する現実世界の諸問題に、多少左翼的な色彩こそあれ取り組むような積極性は、求めても得がたいもののようです。


　　　この点はお西から生まれた異端児・親鸞会とても同じこと。核兵器廃絶問題について、劇画『青春の旅立ち』のあのヒロインの女性が、えらそうに

　　　　「貴男（主人公の男子学生）は問題の本質を無視しているわ！」

と言い放ったのは、そのまま彼女（＝親鸞会）にお返ししたいと思います。次の世代にヨリ安全でヨリ平和な地球を遺すことが、どうして信心決定よりも大事でないことがありましょうか。むろん、

　　　　天命に安んじて人事を尽くす
　　　（「人事を尽くして天命を待つ」じゃありませんよ）

ということも必要であり、親鸞聖人が熱にうなされつつも三部経読誦をなかなかおやめになれなかったことに学んで如来に大命に一切をゆだねることも忘れてはなりますまい。しかしそれでも言いたい、

　　「凡夫外道の将来がどうなっても、本当に構わないのか？
　　まあさんよ、かわいい妻子はいないのか？　妻子はなくとも
　　大事な友人はいないのか？」と。


　　　信心決定があなたにとって生涯の大事であることは認識できますが、あなたがいだいている信心決定に関するさまざまの概念や印象は、親鸞会という稀代のカルト教団で植えつけられたものであることをどうぞどうぞお忘れなく。あなたを活かしている凡夫外道、一切衆生をお忘れなく。それができなければ無間地獄とやらへ堕ち切って弥陀の済度を仰いではいかがでしょう。

[2918]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/16(金)22:41

あれあれ 様

まず、あれあれ様の書き込みを読んで、しばしば思うことなのですが、問いが不自然なのです。

「今、身近に〜な方がいて、困っているのですが、どうしたらよいのでしょうか」というタイプの問いはほとんど目にすることがなく、あれあれ様の想像の世界で生じている問題について悩んでいるように見えます。

あれあれ様がしあわせになるには、あれあれ様が現在直面している悩み苦しみに対してゆくことが肝要です。

しかし、今現に、あれあれ様は問題を想像して悩んでおいでですから、あくまでも仮想の世界のお話として、仮定のお話として、一般論をお書きします。（つまり、あれあれ様が「今」直面している問題そのものが、想像の世界の問題なのです。）

（こちらの掲示板では、個人的な生活に関することは、なるべく書かないようにしようと思っています。そのこともありまして、あくまでも一般論としてお書きしたいと思います。）

キリスト教徒と言いましても、ひとくくりにはできませんで、さまざまな立場の方がいらっしゃいます。ですから、目の前に実際にいる方であれば、やはりまずはなるべく親しくお話してゆくことになるでしょう。

ここでは、対象となるのは、あれあれ様の想像の世界の中のシチュエーションですので、空想の世界のお話になります。そのままお話すれば、場合分けが膨大になってしまうことでしょう。なるべく簡潔にお書きします。

「教会に行ったら・・・」というお話ですが、私にとって不思議であるのは、なぜ私がそれを問題として取り上げなくてはならないのか、ということです。

内からの催しによって、イエス様の救いを求めた。それならそれで、いいではありませんか。

そして、そこで満足しているなら、何の問題もないでありましょう。

求めていても得られないものがあるのなら、私にできる範囲でお話をしてゆくと思います。

あくまでも、相手の方にわかるようにお話してゆかねばなりません。

秘蹟を中心に考えていらっしゃるのか、聖書を中心に考えていらっしゃるのか、牧師様や神父様に心酔していらっしゃるのか。あるいは、教会の仲間が好きなのか。

まずは、現状を知り、悩みがあるならそれが減る手助けをし、よろこびがあるなら共によろこび、と、あくまでも、釈尊のお導きに従おうとするまでです。

親鸞会様では、財施のお話があるようですが、もし、自分が財施できないなら、財施している方に随喜すれば、同じ功徳があるはずでしょう。

聖書についても、仏教の立場から読むこともできるのです。

あれあれ様はセンサーをお持ちとのことで、自らの感覚はとても大切なことだと思います。その感覚をもとに辿るのが「有縁の道」であり、だからこそ、本人にとっては納得の行く道になるのです。

聖書にしても、真宗に似ているところもたくさんございます。

「最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです」（マタイ25：40）これは、凡夫のための教えというところが似ています。そして、二段構えの教えになっているところも似ています。

新訳を読んで、私はイエス様の優しさに感動しました。聖霊による救いも説かれています。

親鸞会様についての掲示板ですので、ここでは詳述は致しませんが、たとえば、イエス様の救いを求めていた方が、弥陀の救いを求めたくなったときに、いろいろとお話できる内容はあると思います。


それと、付け加えになるのですが、

>あなたがいだいている信心決定に関するさまざまの概念や印象は、親鸞会という稀代のカルト教団で植えつけられたものである

と、あれあれ様がまあ様宛に書かれていらっしゃいますが、私には、これはあれあれ様のことであるように見えるのです。

あれあれ様によれば、あれあれ様が触れられてきた真宗では、「信心決定」については、学んでこなかったのでしょう。そうであるならば、あれあれ様が考える「信心決定」は、親鸞会様で学んだことが基礎になっているのではないでしょうか。これまでのあれあれ様の反応を見ても、まるで親鸞会の方のようです。あれあれ様は、親鸞会様以外から、信心決定について、学んでいらっしゃいますか。

あれあれ様は、「自分以外の方を主語にして、自分について語る」という傾向をお持ちであると思います。

[2939]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 願生者 WinXP(IE6) 2007/11/17(土)17:02

親鸞会被害者の問題は、人生の目的、信心決定、後生の一大事、
善知識、会への絶対服従等のこだわり、強いとらわれの問題です。

一人ひとりが信心に目覚めるためには、それぞれの有縁の知識に
よります。善智識は一人に限定して強制宣伝すべきではありません。

信に目覚めてはじめて善智識として仰がれるのです。後生の一大事と言いますが、ニヒリズム、死んでも死に切れないという心情
に本願の呼びかけがあり、ここに求道問題が姿を現します。

人生の目的は、最初からあるのではないのです。
個人が見出すときに始めて存在します。ここはデリケートな問題です。

人は目的があって生まれたのではありません。

認識の無いところには、事象は存在しません。教条主義は危険です。頭で考えてから生まれたのではない。先に目的ありきではないのです。

人が「認識」したとき、そこに一つのエリヤが生まれ、その範疇で様々な
問題が生まれます。エリヤが変われば考えも変わってしまう。

要するに、親鸞会の独特ともいえる考え方、呪縛から目覚めてもらいたいということです。

そのためには、他派の真宗のあり方にも少し耳を傾けてみませんかと申したいのです。案外、素晴らしいかもしれませんよ。
そうしていただけたらとても有難いことですね。

[2962]Re:浄土真宗は、素朴な御宗旨.. 毎日 MacOSX(Safari) 2007/11/18(日)00:59

願生者 様

>一人ひとりが信心に目覚めるためには、それぞれの有縁の知識によります。善智識は一人に限定して強制宣伝すべきではありません

同感です。その人にとって、妥当と思える道だと思うから、心から進めるのだと思います。


>要するに、親鸞会の独特ともいえる考え方、呪縛から目覚めてもらいたいということです。
>そのためには、他派の真宗のあり方にも少し耳を傾けてみませんかと申したいのです

これにつきましても、本当にそう思います。

さまざまな考え方に触れることにより、自らの位置の相対化もできますし、また、自らが何を求めているかも、見えてくると思います。

情報遮断が必要なのは、外部により魅力的なものがあると考えるからでしょう。

はからいを捨てた後に、結果的に残る人たちが、仲間と言えると思いますが、それでも、仲間と言ってこだわらずに、ひとりで進み続けるのだと思っています。

私は本来、宗教とは自由を与えるものだと思いますが、一般の宗教へのイメージは、「束縛」「服従」というものです。もちろんそのような組織もあるのでしょうが、私はそのようなものが「本当の」教えであるとは感じないのです。

真の解放とは何であるか、追究してゆくことだと思います。