「浄土真宗親鸞会被害」家族の会　掲示板

[4431]講師部の罪　本当は答えていた？影楼 WinXP(IE7) 2009/08/18(火)21:29 返信

何度もこのサイト、また他サイトでお世話になりました。
辞めて三年たってようやく振り返りだして行動様式や行動規範が教義習慣に依るところが大きいと感じ、
カルト関係の書物を読み感じたところがありました。

緩慢で自惚れかも知れない。
つぶれていく会のことより他のことに力を注ぐべきか。
自分の気持ちの整理に利用しているのではないか。

等々考えながら投稿しています。
今回引用する本は「新宗教　１　大蔵出版」です。
内容は大本、創価学会、真如苑、浄土真宗親鸞会という本です。
そのうち浄土真宗親鸞会に関した記事で疑問に思ったところなどを書いてみようと思います。

不適切でしたら運営の方の手を煩わせるようですが削除の方をお願いします。

[4432]Re:講師部の罪　本当は答えて.. 影楼 WinXP(IE7) 2009/08/18(火)22:06 返信

本の内容で浄土真宗親鸞会に関するのは、
全体で５もしくは６分の１ぐらいで一番最後に書かれています。
ですがシリーズ５巻の１巻目に出ているので扱いやすかったのでしょうか。

本の趣旨は
一九七三年の石油危機以降の、神秘性や超能力志向を大胆に強調した新たな新宗教の動向を中心に、二〇教団を紹介し、世に問う。
とあります。

１巻目の目次には
浄土真宗親鸞会――北陸生まれのラディカル仏教教団
　「お西さん騒然、千五百人座り込む」
　親鸞会の概要と歩み
　＊＊＊＊会長の法話
　信者の声と教学試験
　三大諍論の救済
とあります。

ｐ１８２から引用して考えていこうと思います。

ーーーーーーーーここから引用

　この親鸞会については、近刊の岩波講座『日本通史・現代２』（第21巻、一九九五年八月刊）中に、＊＊＊・富山大教授がリポート「宗教意識の現在」のテーマのもと、かなり立ち入った報告を寄せている。それによると、いみじくもこの教団を「真宗原理主義」なる言葉で表現し、次のように述べている。
「これらの教団（親鸞会など）は、近年に創設されたという意味では、紛れもない『新』宗教教団でありながら、どこかに、いまどきの『新宗教』教団には見られない新たな新色があるように思われる」
「＊＊の基本的な認識を支えているのは、今日の本願寺の信心が祖師親鸞聖人のそれから甚だしく逸脱しているという危機感である。このため彼は、親鸞聖人や蓮如上人の教えを、原典どおり一字一句忠実に護ることを信心の要諦としている。その場合、経典の解釈は必ず唯一無二のものでなければならず、親鸞会にあっては自ら、＊＊の解釈がそれであるとしている。親鸞会の『邪義』に対する激しい攻撃も、このような『真宗原理主義』ともいうべき厳格主義と表裏をなすものと言えよう。こうした原理主義そのものが、近年の一部外来系のものを除く新宗教にあっては、珍しいものであることに注目したい」

ーーーーーーーーここまで引用

さらに読み進めてみますと
ｐ１８５には親鸞会の概要と歩みが載せてあり
浄土真宗親鸞会の目的は
本当の親鸞聖人のみ教えを全人類に徹底する
とあります。

今は会の外に出ております。
他の会も似たようなもので中にいては外は嫌な世界のようです。
人間が嫌いなら分かります。
では自己はどうでしょうか。
ある先生に言われたとき答えに窮してしまいました。

教えを徹底するとありますが、
知恵や才覚に関わる教学解釈を唯一無二とし徹底するのはどうかと思います。
めちゃくちゃでいいとは言いませんが頭を針金で縛り上げるのは止めて欲しいです。
ゆっくりと考えれば信心の徹底ではなく教学に依るようです。
年を取ったり、お金が無かったり、やる気が無かったり、言葉が違ったりしたら・・・頑張って乗り越えてこられたんですね。
頭の交通整理は個人個人で違ってくるもので、
同一にするのは＊＊先生のコピー人間を作るためでしょうか。
信心はどこへいったのですか。

ただ、お念仏は大切にされていたように思います。
私には信心が分からないのでどうしてなのか分かりませんが。

[4433]Re:講師部の罪　本当は答えて.. 影楼 WinXP(IE7) 2009/08/18(火)22:47 返信

前の投稿で原典どおり、とありましたが、
＊＊先生は博識でいらっしゃる様ですが、
私達末端会員には一般向け書籍の真宗聖典を会からは薦められました。
確かに原典の漢文は誰にでも読めるものでもありませんし、
真宗の昔に出版された本も読み方を知らなければ読めない本が多いようです。
さらに信心が無ければ読めないと先生方は仰るようです。
厳しいと感じました。

また引用して考えていこうと思います。

ｐ１８６からです。

ーーーーーーーーここから引用

　さて、＊＊は一九二九年（昭四）、能登半島の付け根の漁業の町、富山県氷見市大浦の浄土真宗遠景寺住職、＊＊＊＊（一九七一年死去）の二男として生まれた。四五年の敗戦の年に、彼は一六歳で特攻隊に志願。戦後復員してきた後、浄土真宗本願寺派系の京都・龍谷大学専門部に進み、在学中に信心決定、つまりはゆるぎのない信心を獲得したといわれる。在学中には弁論大会で優勝したが、前掲＊＊のリポートによると、演説中にもすでに本願寺の腐敗堕落を憂え、真宗改革への燃える志を内容としたものだったという。
　この頃の若い日の＊＊の姿については、私自身、かつて＊＊にインタビューして聞いたことがある。

　――＊＊さんは、氷見の浄土真宗の寺の出ですね？
　＊＊　そうです。だが仏教が大きらいで、寺を出ることばかり考えていたのです。それで軍隊に志願して寺を出たのですが、戦争に負けて帰ってきて、それから龍谷大に入った。そしてその龍谷大に入って間もなく、親鸞聖人の教えに導かれて無碍の一道に生かされたのです。
　――学生時代に？
　＊＊　そう。二十年に戦争に負けて、このときは特別で十一月に入学を許された。その翌年ですから、本当に間もなく。それから龍谷大に残って七年やりました。なぜやったかと言うと、教学をやっとかないかん。正さなければならない。いつかその時が来る。その時は本願寺の学者が相手だと、それで勉強したのです。
　――しかし、なぜそんなに簡単に無碍の一道へ出られた？
　＊＊　簡単じゃあないですよ。それはもう血みどろでした。
　――それは軍隊経験に関係がある？
　＊＊　友達がたくさん死んでいきました。友達を多く死へ見送ったし、自分ももうだめだと思ったことが幾度もありました。そして戦争負けて帰ってきてから、あの時もし死んでいたらと思うと真っ暗になる。戦争中は国のため、親兄弟のために俺は犠牲になる。死ぬのはなんとも思っていなかった。それが戦後、もし死んでいたらと思うともう居ても立ってもおれない。こうして生死の一大事が知らされてきた。もう何が何でも魂の解決をしなければということで突き進んだのです。
　――学生時代、他に活動は？
　＊＊　本願寺前で辻説法をやりました。言わんでおれません。うれしさで。それから丸山公園へも行きました。貧乏学生ですが拡声機を借りて、京都駅へ行って待合室で、また汽車にも乗り込んでやったのです。
　――友達は変わり者だと言いませんでしたか？
　＊＊　そりゃあ、言いますよ。だけどね、名誉も地位も初めから眼中にない……。

（『月刊住職』一九八四年七月号）

ーーーーーーーーここまで引用

辞めた後、ある時、第十八願を暗誦する時がありました。
皆に触発されでもしなければ私は覚えていなかった。
すべて伝聞でしたが、ゆるぎない信心、地位も名誉も関係ない、こういうところに魅かれました。

結局最期まで直接、気兼ね無しの会話はありませんでした。
真剣に求めよ、と言われていたのに寝ていたのが悪かったのでしょう。
しょせんこの世のことは要らないのでしょう。

私は食う寝る遊ぶが大好きです。

[4434]Re:講師部の罪　本当は答えて.. 影楼 WinXP(IE7) 2009/08/18(火)23:42 返信

それから法話風景と会員の話がありますが全体的に敵愾心で書かれた箇所は無いようです。

明るく健康的で、お救いが聞ける場であればずっと参加していたかったです。
しかし人間そんなに気楽になれないようで現実は厳しいです。

今度は本願寺との相違点として三大諍論を重視した上での表がのっています。

ｐ２１２には

ーーーーーーーーここから引用

門徒と接する末寺レベルの現場ではこの大事なポイントがタナ上げされ”死後往生”や”念仏を称えれば救われる”などの間違った俗説が横行している。本願寺はだから「教学」をタナ上げし、この「現実迎合」の教説とを意図的に使い分けていると批判するのだ。
　親鸞会としては、あくまでラディカル教団らしく原典に忠実に、三大諍論の親鸞教学の立場に立つとするのである。
　この辺の本願寺との立場の相違を一覧表にしためずらしい文書がある。それは本願寺との対決の過程で、親鸞会が全国各地また本山本願寺前でも大量にまいた「あなたは浄土真宗親鸞会と浄土真宗本願寺との相違点を御存知ですか」と題した、次のような一枚のビラ。

あなたは浄土真宗親鸞会と浄土真宗本願寺との相違点を御存知ですか　＊主な相違点は次の通りです

１　御本尊について
　親鸞会の主張
　　御名号でなければならぬ
　本願寺の主張
　　木像でよい
　親鸞聖人の仰せ
　　御名号にせよ

２　阿弥陀仏の救いについて
　親鸞会の主張
　　救われたら救われたことがハッキリする
　本願寺の主張
　　ハッキリするものではない
　親鸞聖人の仰せ
　　今こそ明らかに知られたりとハッキリする

３　いつ助かるのか
　親鸞会の主張
　　現在　只今助かる
　本願寺の主張
　　死なねば助からぬ
　親鸞聖人の仰せ
　　苦悩の人生が、光明の人生と平生に助かる

４　救われたらどうなるのか
　親鸞会の主張
　　絶対の幸福になる
　本願寺の主張
　　この世で救われたということはあり得ない
　親鸞聖人の仰せ
　　無碍の一道の絶対の幸福になれる

５　どうしたら助かるのか
　親鸞会の主張
　　真実の信心ただ一つで助かる
　　〔念仏は救われた者のお礼の言葉〕
　本願寺の主張
　　念仏さえ称えておればよい
　親鸞聖人の仰せ
　　唯信独達で信心一つで助かる

６　喜んでいること
　親鸞会の主張
　　現在救われたことを喜んでいる
　本願寺の主張
　　死んだらお助けを喜んでいる
　親鸞聖人の仰せ
　　現在助かったことを喜ぶ身となれ

７　念仏について
　親鸞会の主張
　　自力の念仏と他力の念仏とがある
　本願寺の主張
　　念仏はみな同じものだ
　親鸞聖人の仰せ
　　自力の念仏では助からぬ他力の念仏称える身となれ

８　使命としていること
　親鸞会の主張
　　生きている人間を生きている間に絶対の幸福を味わってもらうために一生懸命
　本願寺の主張
　　葬式と法事、読経と遺骨のあとしまつに一生懸命
　親鸞聖人の仰せ
　　親鸞は葬式や法事はしたことがない死んだら鴨川へ屍を捨てよ

　しかもビラには、「この親鸞会の主張に対して異議、反論のある方は遠慮なく申し出てください。時と場所を問わず、本当の親鸞聖人のみ教えを開顕する為に喜んで対決に応じます」との言葉が添えられていた。まことに挑発的だ。

ーーーーーーーーここまで引用

このまま終わると違う宣伝になりそうです。
色々言えそうです。
獲信してから、
言うべき内容を吟味し、
言う相手が居て、
礼儀があり、
時と場所をわきまえた方が良い様に思います。

私は獲信を知りません。
ビラを配った会員さんは今頃どうされているのでしょうか。

[4435]Re:講師部の罪　本当は答えて.. 影楼 WinXP(IE7) 2009/08/19(水)00:30 返信

引き続き投稿します。

ーーーーーーーーここから引用

　これに対し本願寺派でも黙視はできなかったのだ。本願寺伝道振興部の名で「ご門徒の皆さんにお知らせ――＊＊一派の＜親鸞会＞の宣伝にまどわされないように」とのチラシを作成し配布した。
「この＜親鸞会＞は、浄土真宗と申しておりますが、本願寺とはまったく関係のない、戦後にできた宗教団体ですから、ご門徒の方は混同されないようにご注意ください」と述べ、親鸞会側のビラの一覧表の下段に、「本願寺の説く正しい宗義」を加え、反論した内容。それは次の通り。

本願寺の説く正しい宗義

１、御本尊について――親鸞聖人も蓮如上人もお名号をお書きになって本尊とせられましたけれども形像（絵像・木像など）を御安置してはいけないとか、「本尊はお名号にせよ」とはおしゃっていないのです。事実、形像を礼拝の対象とされた例もあります。ご絵像、お木像にもそれぞれ意趣があるのです。だから、本願寺では「本尊は必ずお名号でなければならぬ」と固執はいたしません。

２、阿弥陀仏の救いについて――ご信心とは、み仏のお救いが本当に領解せられたにすがたであり、疑いの心がすっかりとれたことであります。しかし、救われたときが必ずハッキリわからなねばならぬなどと考えるのは大きな勘ちがいです。

３、いつ助かるのか――平生、問信の一念の正定聚不退の身にしていただく（現世の利益）と、命終われば浄土に往生して仏のさとりを聞かせていただく（未来の利益）と、現当二世の益をいうので、本願寺は「死なねば助からぬ」などとは決して申しません。

４、救われたらどうなるのか――現在この世で、仏のさとりを開くのではありません。仏となるべき身（正定聚）にならせていただくのです。本願寺は「この世で救われたということはあり得ない」などとは少しも言いません。

５、どうしたら助かるのか――本願寺は信心正因称名報恩と説くので「念仏さえ称えておればよい」などとは決して申していません。自力の念仏は真実の浄土に往生できないといましめるのです。

６、喜んでいること――現在、如来の光明に摂めとられて正定聚の身にならせていただいていることを喜ぶと同時に、やがて浄土に往生させていただくことを喜ぶのです。未来の往生と、現在の住正定聚とを共に喜ぶことを説くのが本願寺です。

７、念仏について――自力の念仏は化土にとどまり、他力の念仏こそ真実報土に往生すると説いています。ただし他力の信をえた上のお念仏は、だれが称えてもかわりはありません。同一念仏別道((??編集??同一念仏無別同故の転載ミスと思われる??))であり、ともに同朋であります。

８、使命としていること――名号のおいわれを聞かせていただき、みずから本願を信じ、人にもこれを勧めることが使命であることは申すまでもありません。聖人が「それがし閉眼せば、加茂川にいれて魚に与うべし」と仰せられたのは、形式主義の葬式をいましめられたもので、大切な両親や縁者などの死を粗末にあつかってよいと云われたのではありません。私達は葬式や法事も大切な門法の場であることを十分理解いたしましょう。

　ともあれ両者の対決は、本願寺発行の『伝道院紀要』（一九七九年一二年）に、＊＊＊＊師の論文「現代における異義の研究――＊＊親鸞会の主張とその問題点」が掲載された頃から一層険悪化し、ビラ合戦、そして親鸞会員が本願寺へ押しかける騒ぎへとエスカレートしたのだった。

ーーーーーーーーここまで引用。

この記事が一応は答えていた内容と思われたので、
一連の投稿をしています。
自分の所属している組織が悪く言われると、
なにやら不快感があるのは自分が所属しているからでしょう。

国家が行ったことは個人まで追及されるべきなのか。
日本人が何か問題になったら自分も日本人なので何か言われるのではないのか。
自分の地域で何か問題が起きたら自分まで問題視されるのではないか。
いじめを受けている人をかばったら自分までいじめられる。

いろんな話題に関係しそうです。

私の意見としては、
組織と組織の論争に駆り出されてしまった、
という感じがしています。
この世のことに一生懸命になれば宿善が積み重なって厚くなって……

三恒河沙の諸仏の
出世のみもとにありしとき
大菩提心おこせども
自力かなわで流転せり

ある時、山道を歩いていたら夏真っ盛りなため、
蜂が何匹か飛んでいました。
私も生物なので失礼して通らせてもらおうとしましたら、
近くを飛ぶのです。
身を構えたとき、
口で言うは易し、行なうは難し、
ということと、
生きたいというのが模ったのが私ではないのかしら、
と思い蜂に刺されるのを恐れて急いで通りました。