どうやって退会するか
本人に退会意思がある場合を前提に、ここに退会（脱会）についてのアドバイスをアップしました。
本来、本人が退会（脱会）を決意した以上、“退会の方法”等というものは存在しません。 しかし、現実には本人が退会の意思を持ち、組織との関係を断ちたいと願っても、その後の組織からの執拗なメールや電話、学校の教室への訪問、下宿・自宅にまで押しかけられて来た経験を持たれた方もおられます。
その為、あまりに事後の引止めが激しい場合は、以下の方策をとる事をお勧めいたします。
- メール・電話、その他連絡を断ち切る方法としては、相手がどのような事を言ってきても、「二度と連絡をしないで下さい」とキッパリ言うなり返信してください。それでも連絡が続く場合は、「ストーカー行為として警察に相談します」と言ってください。
- 直接乗り込まれた時下宿等、親元を離れて生活されている場合で、親鸞会への関与を親に知られたく無い場合には警察へ通報します。 警察は、あくまでも事件性が無い場合には中立の立場ですが、110番通報の記録は必ず残りますので、今後同じように押しかけられた時には非常に有効です。 警察官の対応が悪いと感じられた時は、近所の交番、所轄の生活安全課、都道府県警本部の監察の順に相談するのが良いと思います。
- 親と同居の場合は、自分の親を信じてすべてを打ち明けて下さい。そして、事の成り行きがどうしても理解されない場合には、ご家族の方から警察に相談に行って頂き、当会にご相談ください。
会員からの面会強要等が行われた場合、証拠付き（メールの内容・録音テープ・メモ書き等）にて学校や勤務先に通報する等、積極的に自らを防衛しておくのも忘れないで下さい。
内容証明郵便の活用
もしも、不安が残るようならば、内容証明＆配達証明にて≪退会届≫を提出してください。
弁護士に委ねずに、自分で差し出せば、こずかい程度の料金で内容証明は送れます。専用の用紙は、最寄の文具店で簡単に入手できます。そこに記されている説明の通りに記入してください。判らない事があれば、郵便局で聞けば良いでしょう。簡易郵便局では受け付けてくれない場合もありますので、その場合は本局へ行かれれば良いと思います。
文面の内容ですが、『退会させて頂きます』の一言で十分です。退会の理由を書く必要はありません。但し、『今後のすべて（声かけ・面会・電話・メール）の接触を拒否する』だけは記しておきましょう。自分の所属の学校名と現住所・名前は書きます。提出先は、射水市の本部で、“宗教法人浄土真宗親鸞会 代表役員 高森顕徹殿”です。同時に、本人の直属の上司（講師でなくとも、サークルの先輩でも可）にも出しておけば良いかと思います。
尚、この書面を弁護士に委ねる場合は、別途費用がかかりますが、プロに委ねるので安心料と思って下さい。当会の顧問弁護士でなくても、お住まいの近くの弁護士事務所を訪ねられれば大丈夫です。その際に、この書面の作成料等の金額（相談料＆手数料）を聞いておいてください。
退会後
会からの指示によっての執拗な行動だけではなく、会員によっては、悪気も無く、純粋な気持ちで「戻って来て欲しい」と願っている人もちろんいます。それまで苦楽を共にしてきた友人をすべて断ち切る事は、容易ではありません。 辛い事でありますが、これからの人生を乗り切ってゆくために必要なことだと思ってください。
親鸞会から下附された“携帯六字名号”についても、サークルの部室や直接講師らに手渡しする必要はありません。郵送で良いのですが、普通郵便は避けて下さい。宛先は、本部宛てです。
普通書留郵便くらいが望ましいと思います。宅急便等の運送会社で、丁寧に梱包して送るのも良いでしょう。「相手が受け取った」という事実が判るだけでも安心だと思いますし、皆さんにとっても大事に大事にされて来たものなのですから、粗末に扱わないようにしましょう。
これらの対策を行った上で、自らの精神的な呪縛からの解放を行う事をしなければなりません。組織から離れる事によって、落ちこぼれ意識や地獄へ堕ちるのではないか、と不安に苛まれる事もあるかも知れません。それまでの生活環境を捨てて新たな環境を求めてゆくように努力しましょう。
先ほども申しましたように、それまでの環境やご縁を頂いた友人らとの決別は、本当に辛く苦しく寂しいものです。しかし、それらをすべて絶たなくては、自らを一旦リセットし、新たな旅立ちは出来ないのです。その為に、出来れば今まで親元を離れていた方は、親元に戻って一緒に過ごす環境にする等、出来るだけ家族と共に生活しましょう。
携帯電話を持っている方は、メールアドレスや電話番号の変更も考えましょう。また、携帯電話機そのものを買い換えるなりされて、自らが連絡を絶つ環境にしましょう。
ここまで記させて頂きました事は、あくまでも参考にとどめておいて下さい。少しでも不安を感じたら、その時点でご家族に相談する事です。何も知らない家族は、突然の事に驚くかも知れませんが、いざという時に力に成ってくれる身近な存在は家族以外にありません。
ご家族にどうしても知られたくない…とお思いでしたら、当会へ連絡してみて下さい。絶対に、自分一人ですべてを背負い込むような事はしないで下さい。