[4433]Re:講師部の罪 本当は答えていた？
影楼
WinXP(IE7)
2009/08/18(火)22:47
前の投稿で原典どおり、とありましたが、
＊＊先生は博識でいらっしゃる様ですが、
私達末端会員には一般向け書籍の真宗聖典を会からは薦められました。
確かに原典の漢文は誰にでも読めるものでもありませんし、
真宗の昔に出版された本も読み方を知らなければ読めない本が多いようです。
さらに信心が無ければ読めないと先生方は仰るようです。
厳しいと感じました。
また引用して考えていこうと思います。
ｐ１８６からです。
ーーーーーーーーここから引用
さて、＊＊は一九二九年（昭四）、能登半島の付け根の漁業の町、富山県氷見市大浦の浄土真宗遠景寺住職、＊＊＊＊（一九七一年死去）の二男として生まれた。四五年の敗戦の年に、彼は一六歳で特攻隊に志願。戦後復員してきた後、浄土真宗本願寺派系の京都・龍谷大学専門部に進み、在学中に信心決定、つまりはゆるぎのない信心を獲得したといわれる。在学中には弁論大会で優勝したが、前掲＊＊のリポートによると、演説中にもすでに本願寺の腐敗堕落を憂え、真宗改革への燃える志を内容としたものだったという。
この頃の若い日の＊＊の姿については、私自身、かつて＊＊にインタビューして聞いたことがある。
――＊＊さんは、氷見の浄土真宗の寺の出ですね？
＊＊ そうです。だが仏教が大きらいで、寺を出ることばかり考えていたのです。それで軍隊に志願して寺を出たのですが、戦争に負けて帰ってきて、それから龍谷大に入った。そしてその龍谷大に入って間もなく、親鸞聖人の教えに導かれて無碍の一道に生かされたのです。
――学生時代に？
＊＊ そう。二十年に戦争に負けて、このときは特別で十一月に入学を許された。その翌年ですから、本当に間もなく。それから龍谷大に残って七年やりました。なぜやったかと言うと、教学をやっとかないかん。正さなければならない。いつかその時が来る。その時は本願寺の学者が相手だと、それで勉強したのです。
――しかし、なぜそんなに簡単に無碍の一道へ出られた？
＊＊ 簡単じゃあないですよ。それはもう血みどろでした。
――それは軍隊経験に関係がある？
＊＊ 友達がたくさん死んでいきました。友達を多く死へ見送ったし、自分ももうだめだと思ったことが幾度もありました。そして戦争負けて帰ってきてから、あの時もし死んでいたらと思うと真っ暗になる。戦争中は国のため、親兄弟のために俺は犠牲になる。死ぬのはなんとも思っていなかった。それが戦後、もし死んでいたらと思うともう居ても立ってもおれない。こうして生死の一大事が知らされてきた。もう何が何でも魂の解決をしなければということで突き進んだのです。
――学生時代、他に活動は？
＊＊ 本願寺前で辻説法をやりました。言わんでおれません。うれしさで。それから丸山公園へも行きました。貧乏学生ですが拡声機を借りて、京都駅へ行って待合室で、また汽車にも乗り込んでやったのです。
――友達は変わり者だと言いませんでしたか？
＊＊ そりゃあ、言いますよ。だけどね、名誉も地位も初めから眼中にない……。
（『月刊住職』一九八四年七月号）
ーーーーーーーーここまで引用
辞めた後、ある時、第十八願を暗誦する時がありました。
皆に触発されでもしなければ私は覚えていなかった。
すべて伝聞でしたが、ゆるぎない信心、地位も名誉も関係ない、こういうところに魅かれました。
結局最期まで直接、気兼ね無しの会話はありませんでした。
真剣に求めよ、と言われていたのに寝ていたのが悪かったのでしょう。
しょせんこの世のことは要らないのでしょう。
私は食う寝る遊ぶが大好きです。
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