[4583]仏教と科学
kato
WinVista(IE8)
2010/07/15(木)20:11
http://kazoku.sub.jp/koe/koe06d.htm の中の
（６）マインドコントロール
これも、ちょっとおかしな非難だ、と思います。
「なぜ私は親鸞会をやめたのか」の管理人と、それに反論する「なぜ私は親鸞会をやめたのかを読んで」の管理人とのやり取りを興味深く読みましたが、結局、マインドコントロールって大げさに言うけど、こんな程度なんだな、
というのが正直な感想です。
因果の道理は反証不能なのに、なぜ正しいといえるのか？という非難は、まったく科学も宗教も不勉強な方の言うことだと思います。
初歩的な誤解です。
科学を勉強すれば、科学自体が仮説であることは常識です。
だから結局、みんな科学を信じているんです。
科学時代の現代人も、科学を信じている信者にすぎません。
証明されないものを信じられないのなら、何も信じられません。生きていけません。
だって、科学でも本当には何も証明なんかされていないんですから。
また、厳密に言ってしまうと、すべてのことが反証も不能なんです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただ、例えば、「テレビはどうして映るのか」というような事は、科学的に説明されていますが、「阿弥陀さんが、人間を絶対幸福の状態にしてくれる」という事は、科学的には、説明がつきません。
科学は、現実によって裏打ちされていますが、仏教は、現実によって裏打ちされていないのではないでしょうか。
科学は、仮説だと言いますが、仮説の部分が残っているにしても、現実によって裏打ちされているものに関しては、ほぼ、真実だと（すなわち、証明されていると）考えてもいいのではないでしょうか。
この、掲示板には、仏教を信じていらっしゃる方も沢山いると思いますが、皆さん、私の意見をどう考えられるでしょうか。
[4584]Re:仏教と科学
pilo
WinVista(IE7)
2010/07/18(日)17:37
初めまして。
私は、数年前まで親鸞会の学友部に所属していた者です。
的外れの返答になってしまうかもしれませんが、私の意見を述べさせて頂きます。
katoさんのおっしゃることはよく分かります。
私も科学と仏教は違うものだと思いますし、世間の多くの方も科学と宗教は違うものと認識していると思います。
私も親鸞会にいた頃は、父とこれと似た議論を繰り返していましたが、ずっと平行線のままでした。
確かに、科学と仏教が違うという事は分かるのですが、親鸞会が間違っている説明には全くなっていなかったからです。
もし他に何かありましたら何でも聞いて下さい。
私に協力できることがあれば、なんでもさせて頂きたいと思います。
[4585]Re:仏教と科学
kitokito
WinVista(IE7)
2010/07/19(月)01:01
すごく久しぶりに書かせて頂きます。
katoさん
仏教あるいは宗教と科学を比較して論じることに意味があるのでしょうか。
科学的な観点で納得あるいは証明できないから、仏教・宗教を否定できるという事になるのでしょうか。
私は同列というのか同じ土俵では論じられない命題だと思っています。
私も科学的な領域に携わっている者として仏教・宗教を肯定してはいませんが、絶対的に否定してもいません。
それぞれの考え方に依存するものだと思います。否定も肯定もできないものだと思いますし、ましてや科学的に納得させることなど無理なことだと思います。
私が今までに見送った肉親は母方の祖父と母です。
各々の時に鮮明に覚えている最後の言葉は、祖父の時は「たた（妻というのか一家のお母さんというのか。（先に亡くなっています。））が迎えに来た。」というものでした。妻に迎えにこられて、幸せだったのではないかと思います。
母の時は普通に会話をした後の最後に「眠たい。」というものでした。実家が浄土真宗のお寺の檀家である事は知っていましたが、母がその本山に参詣していたのを知ったのは後日のことでした。今となっては詳細に知るすべも有りませんが、それぞれの思いが有ったのだと思います。
つまり、科学と仏教・宗教ましてや親鸞会などとは別の問題として対応すべきなのではないでしょうか。
piloさん
数年前まで学友部に所属していて、「親鸞会が間違っている説明には全くなっていなかったからです。」と言いながら親鸞会・学友部を辞めた理由は何なのですか。教えて頂ければ幸いです。
[4586]Re:仏教と科学
pilo
WinVista(IE7)
2010/07/19(月)12:30
kitokitoさん
私が親鸞会を辞めた最大の理由は、親鸞会が仏教を説いている団体ではなく、
仏教を利用して金集めをしている新興宗教にすぎないと分かったからです。
なぜ、そのように感じるようになったのかと申しますと、『チューリップ企画
と田中氏の法論』の影響が大きいと思います。
それまでも、親鸞会を批判するサイトの存在は知っていましたが、教義に関
して真っ向から批判しているサイトを見たのはこれが初めてだったように思います。
最初はまたくだらない批判で、すぐにボロが出るだろうと思っていたのですが、
議論が深まるにつれて、親鸞会側が正しいのか、田中氏側が正しいのかよく
分からなくなっていきました。
他にも親鸞会に対して、少し疑問に感じていた部分もありましたので、他の
いろんなサイトも見るようになり、教義のおかしさや組織の腐敗を知ることに
なりました。
いろいろな未練はあったのですが、こんな団体にいても意味がないことが分かり、
辞めるに至りました。
今となっては、なんであんなに悩んでいたのか笑ってしまいますが、
当時は本当に悩んだものです。
親鸞会、特に学友部にのめり込み、盛んに活動している人は、
『人間、死んだら
皆地獄行き。助かるには高森先生から話を聞くしかない。高森先生や親鸞会を
悪く言ったり、疑問を持つことは恐ろしい罪だ。』と深く信じています。
ですので、周りの人がなんと言おうと、恐ろしくて疑問を持てないという
状況だと思います。
ですから、まずは、仏教や浄土真宗を否定するのではなく、親鸞会は本当に
正しく浄土真宗の教えを説いているのか、そこを冷静に考えられるような
キッカケを与えることが大事だと思います。
[4587]Re:仏教と科学
kato
WinVista(IE8)
2010/07/19(月)18:08
pilo 、kitokito さんへ
お返事有難うございます。
私は、宗教の存在価値を否定するつもりはありません。
科学で、今の世の全ての問題に対処できる訳ではないという事は分ります。
したがって、宗教も存在価値は大いにあると思います。
しかし、宗教は、科学の補完であるべきだと、思っています。
そもそも、科学が信じられるのは、「科学は、現実によって裏打ちされている」からです。
では、宗教の場合どうでしょう。仏教は、現実によって裏打ちされていますか。
裏打ちされていないと思います。
そうすると、仏教を信じる人は、何を根拠に仏教を信じることになったのでしょうか。
偶然、仏教に出会ったからでしょうか。
その人は、キリスト教に出会っていたらキリスト教徒になっていたのでしょうか。
私の娘は、某国立大学に入学し、すぐに親鸞会に出会い、親鸞会に心酔していました。
大学を卒業後は、親鸞会で活動したいと言って、親と対立しています。
私は、娘が、在家で、仕事も普通にやりながら、親鸞会で、活動する分には、何も文句は言いません。
でも、娘は、すべてを、親鸞会の活動に振り向けたいということで、就職もしていません。アルバイトで、わずかな、収入を得ているようです。
でも、せっかく某国立大学を卒業するぐらいの能力があるのなら、もっと社会の人材として、羽ばたいて欲しいと思っています。
私の、この気持は、親のエゴなのでしょうか。
[4588]Re:仏教と科学
元親友部員
SDK
2010/07/19(月)18:18
荒療治ではありますが、既に対立されているのなら、親鸞会教義を的確に批判している、親鸞会教義の誤りというサイトをプリントアウトして、娘さんに読ませてはいかがでしょうか？
そして、それに対して的確に親鸞会教義の正統性を説明出来たら、認めてやる、とエサをまきます。
もちろん、そのためにはご両親には親鸞会教義の誤りに書かれている意味をよく理解して頂く必要はあります。
それだけでは辞めなくても、きっかけになります。
とにかく、どんなきっかけでも良いので、親鸞会教義に不信感を抱かせることが重要です。
とにかく、親鸞会の死んだら地獄行きという刷り込みを何とかしなければ、聞く耳をもってもらえません。
[4589]Re:仏教と科学
pilo
WinVista(IE7)
2010/07/19(月)23:19
親のエゴではないと思います。
親鸞会の実態を知っていたら、誰も自分の娘にそんなところで働いて欲しいとは思わないはずです。
私の両親もそうでした。
私の過去の状況は、娘さんの今の状況に似ていると思います。
私は大学を卒業したら、講師部に進みたいと思っていました。
しかし、親の反対で講師部には進めず、大学卒業後は働きながら、親と議論（というか言い争い）を重ねていました。
そして、説得でき次第、講師部に進む予定でした。
今、振り返って思うのは、両親がとにかく反対してくれて良かったということです。
もしも、親が苦しさのあまり、講師部に進むのを認めてしまっていたら、私は今も親鸞会にいたかもしれません。
ですので、非常に苦しいとは思うのですが、娘さんが親鸞会の職員になることは認めない方がいいと思います。
親鸞会に疑問を持つキッカケがますますなくなってしまいます。
話は少し変わりますが、私は親鸞会を辞める少し前に講師部に行くのは辞めよう、働きながら親鸞会で話を聞いていこうと思うようになりました。
なぜなら、親があまりにも反対し、悲しんでいる様子を見て、講師部に進むのはあまりにも親不孝だと感じたからです（講師部に進まなくとも十分親不孝でしたが・・・）
それに、私が講師部に進みたかったのは、講師部に進まなければ、絶対の幸福にはなれないと思っていたからなのですが、その考えは親鸞聖人の教えに反すると気付いたからです。
あるサイトに、「親鸞聖人は在家の人でも救われると説いた方なのに、世間で働きながらだと救われないと思っている人がなぜいるのか。おかしい。」というような文章が書いてありました。
私はこれを読み、確かにその通りだと思いました。
親鸞聖人は、在家の人でも救われるとおっしゃった方ですし、それが浄土真宗です。
それなのに、なぜ自分は、親をここまで苦しめ、講師部にこだわっているのか。
親鸞聖人を信じ、在家で求めながら、親の説得も続ける。その方が、親も聞くようになるのではないかと思うようになりました。
学友部で盛んに活動していた多くの人は、世間で働きながらでは、救われない、と感じていると思います。
しかし、それは教義的に間違いです。
katoさんも娘さんとそのあたりを話しあってみてはいかがでしょうか。
とりあえず、親鸞会で話を聞いたりする分には、何も言わない。
とにかく、普通に働いてくれ。
親鸞聖人は働きながらではダメだとおっしゃっているのか？
働きながらでも求められるのが浄土真宗なんでしょ？
親鸞聖人を信じていないのか？
親鸞聖人を信じて、親のためにも、働きながら求めてくれないか。
その方が、娘も話を聞いてくれたということで、自分たちも聞こうかという気が起きるかもしれない。
というような感じで提案してみては、いかがでしょうか。
もしかしたら、そんな話は何度もされているのかもしれませんが・・・
親鸞会を辞めるのは少し時間がかかるかもしれませんが、普通の仕事に就かせることは、いくらか易しいことかもしれないと、私は感じます。
長々と失礼致しました。
[4590]Re:仏教と科学
元会員K
WinVista(IE7)
2010/07/20(火)23:35
katoさんへ
> そうすると、仏教を信じる人は、何を根拠に仏教を信じることになったのでしょうか。
それがまさに、以下に書かれている内容ではないでしょうか。
なぜ私は親鸞会をやめたのか｜マインドコントロールについて
http://shinrankai.mindcontrol.tonosama.jp/
「目次」には、
３．続けて聞くようになるまで
４．マインドコントロールに気づきにくい理由
７．親鸞会の教義を受け入れるまで
９．なぜ批判を受け入れられないのか
10．情報の管理
11．感情の管理
12．行動の管理
といった項目がありますが、最初はまったく仏教を聞く気もなかった人たちが、
親鸞会に心酔していく理由は、このような部分にある気がします。
もちろん、似たような手法使う他の宗教団体に出会っていれば、
それらの団体に心酔したのでしょう。
これらの影響を受けやすい人と、受けにくい人はいるかと思います。
[4591]Re:仏教と科学
元会員K
WinVista(IE7)
2010/07/20(火)23:48
Katoさんへ
私は大学で親鸞会に出会い、講師となり、その後、親鸞会を辞めた者です。
私が講師になろうとした頃、私の両親もkatoさんと全く同じことを言っていました。
親は親鸞会自体を全否定しない（むしろ宗教を学ぶことは肯定していました）ものの、
講師になることには絶対に反対でした。
その理由は主に、
・講師になったら、まともな生活ができない、食っていけなくなるだろう
・講師になったら、価値観や視野が狭い人間、他者を認められない人間となってしまう、
・大学で学んだことを社会に役立ててほしい
といったものでした。
当時の私は講師以外の仕事に全く意義を見い出せず、自分の時間をそんなことに使いたくないと、講師になることにこだわっていました。
しかし、講師をやめて一般の職に就いた今では、講師以外の仕事も、世の多くの人に役立っている意義のあることだと実感しています。
また、何よりも、あのとき必死になって反対し、そして親の意に背いて講師になってからも、温かい目で見守り続けてくれた両親には、言葉で言い尽くせないくらい感謝しています。
katoさんの思いは決してエゴではなく、またエゴであったとしても、
これまで責任もって子を育ててきた親の立場を考えれば、当然もつべきものだと思います。
Katoさんのお気持ちが、今すぐ娘さんの行動を変えられなくても、必ず伝わっていますし、
深く娘さんの心には残っています。
そして、必ず娘さんの行動に変化がおき、いつの日か親の思いを分かってくれる日がきますよ。
[4592]Re:仏教と科学
元会員K
WinVista(IE7)
2010/07/20(火)23:55
Katoさんへ
私が元講師だから分かるのですが、Katoさんの娘さんに伝えたいのは
「親鸞会の講師部や上層部の人たちは会員に隠し事をしている」
ということです。
その内容はあまりにも多すぎて、ここでは説明しきれません。
ネット上で多くの批判を受けるようになってからというものの、
親鸞会はほとんどまともにそれらの批判にこたえられたことがありません。
講師になると、都合の悪い質問は一切無視して、自分たちの世界観を相手に押し付け、
受け入れる人間にはさらにその押しつけを強要し、
受け入れない人間や批判する人間にはひたすら無視をし続ける、
といった生活がまっています。
講師の人たちは「そんなことはない」と言うでしょうが、
かれらが実際にやっていることがまさに上記の内容です。
今、親鸞会の講師は
「会長先生が間違っているはずがない」と小学生じみたことを繰り返すだけで、
まともな議論をできない立場となっています。
あまりにも、自分たちが隠し続けてきたことが、ネットを通して露見したからです。
親鸞会の将来は、そう長くはないですよ。
娘さんとの話し合いは必要ですし、絶対にあきらめないでもらいたいと思います。
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